人見知り人間が副業で水商売をした話をシェアする記事、第2回です。
女の子の仕事内容
いわゆるサバサバ系のママに言われるがまま、面接の翌日から仕事を始めたのです。パブ・スナックの求人を見るとわかるのですが、「女の子」のポジションは2つ用意されていることが多いです。
[カウンターレディ]
カウンター内のみで接客をします。
メリット:カウンターを挟むので一定の距離を保って接客できる。
デメリット:時給は少し低くなる。(それでも居酒屋よりは良い)
[フロアレディ]
フロアでお客さんの席に座って接客します。お店の方針によりますが、お客さんの隣、お客さん同士の間に座ることもあります。
メリット:時給が良い。(カウンターレディより。お店次第)
デメリット:隣に座ることこもあり距離が近い。より女性性をアピールした接客にならざるを得ない。
私はカウンター内での勤務を希望していたのですが、初日の「出てみる?」というママのすすめ(圧力)に飲まれて、お客さんの席に連れて行かれました。
接客開始
何がなんだかわからないうちにお客さんの席へ行くことになり、頭が真っ白の私は先輩のお姉さまのトークに合わせて笑うのが精いっぱいです。
あとはお姉さまの「新人さんなんですよ」という優しいフォローアップによって話題が広がったり、終始受け身になっていたと思います。
状況を把握できないままあれよあれよと指示されまして、後のテーブルではお客さん同士の間に座ることになりました。これは強烈にショックというか怖かったです。めちゃくちゃ近くて。
会社にいて40代~50代くらいの男性社員と隣合って密着して座ることなんてありませんよね?
感覚としては、電車の座席の距離感でお話したりお酒作ったりするのです。近すぎるのです。
ちなみに、もっとショックなのはこの距離感にもあっという間に慣れてしまうことかもしれません。
それからテレビドラマとかでも見かける(らしい)女性スタッフが男性客のタバコの火をつけてあげるというサービス(?)ありますよね。私はそれまで知らなかったので、これも衝撃でした。
「なんでそんなことするの?!そんなこと自分でやれば?!」
とても違和感しかなかったですが、逃れようがありません。(例によって、このナゾのサービスにもあっという間に慣れました。)
初日は衝撃が連続です。勤務条件としては終電で帰れるお店です。帰り道は泣きました。
当時付き合っていた人からはまるでキャバクラみたいだと言われたのです。どうやらスナックはもっと女性性のアピールが薄いお店だと思っていたようです。なんというか、おばちゃんが一人で経営している、みたいな。
▼YouTube: aoko's voice
勤務当時の私のスペックやスナック仕事内容について解説動画を作りました。(声と表のみです。)