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Debit NoteとCredit Noteの違いについて◎サンプル画像で確認

 

Debit Note(デビットノート)とCredit Note(クレジットノート)についてサンプルを用いて解説します。

 

一般的な説明では、Debit Note(デビットノート)とは借方票のことで、Credit Note(クレジットノート)とは貸方票となりますが、これらの用語が専門的すぎて実務と結びつかないという方へ、この記事では事例とテンプレートを用いて解説します。

 

目次:

 

Debit Noteの発行に至るまで

大雑把に言うと『デビットノートとは買い手が返金を求める書類』です。

 

発行に至るまでの経緯を順を追って見て行きましょう。

 

>>>不良品が混入していた

あなたが商品を買う立場とします。外国から輸入する、ということです。量産した製品の中には外観にキズがあったり、性能的に不具合がある製品が混入してしまう場合があります。

あなたの会社で検品をした時に、500個の中で1個だけ、外観のキズ=外観不良品を発見したとします。これは商品として扱うことができませんので、「良品」の分類から除外しますよね。

 

>>>不良品を報告

当然ですが、売れない商品を買うことはできません。

あなたは仕入先に対して、外観不良品の写真を付けて1枚の不良レポートを提出します。すると、仕入先はあなたの言い分に納得しました。

外観不良の1個については、支払い金額から差し引くことになります。ここでDebit Noteを発行する必要が出てきます。

 

>>>支払い金額から差し引くと通知=Deibit Noteの発行

Invoiceは500個分で発行されています。あなたが499個分しから支払わないとどうなるでしょうか?

1個分についてあなた側の未払いなってしまいます。

これを回避するためデビットノートを発行し、「1個分の金額は差し引きますよ」と書面をもって通知する必要があります。

不良品について返金を求めているのですが、経理上の処理の都合により本当に返金してもらうのではなく、支払い金額から差し引くことになります。

 

この書類が1個分を差し引く根拠になりますので、あなたが発行し仕入先へ送るのです。インボイスとデビットノートの両方を帳簿に記入することで、「500個仕入れたうち1個分を金額から差し引く」ことを双方で確認することができるのです。

 

実際に書類を見てみる

では実際のデビットノートのフォーマットを見てみましょう。

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もう少し詳しく見てみましょう。

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不良レポートを発行することになろうかと思いますので、その書類番号を明記します。もちろん、このデビットノート自身にも書類番号をつけますよ。

 

Credit Noteについても確認する

大雑把に言うと『クレジットノートとは返金を受け付ける旨を宣言する書類』です。 

 

先ほどとは逆にあなたが外国に商品を輸出した場合に発行する可能性があります。

不良品による値引きや、その他の事情による値引きについて、顧客に対して「この分の金額を支払い額から差し引いていいですよ」と許可を通知するものです。

 

顧客がデビットノートを発行して「支払いから引きますよ」と宣言してくれば処理は完了なのですが、場合によっては、クレジットノートを発行してくれと言ってくる場合があります。そういう時に売った側が発行します。

書類のフォーマットですが、大枠はDebit Noteと同じです。タイトルをDebit NoteからCredit Noteへ変えればOKです。あとは、顧客が発行した不良レポートがあれば、その番号を記入するなど適宜変更していただければと思います。

 

不良品自体はどうなるのか?

不良品そのものの取り扱いについては仕入先と相談します。

一般的な感覚だと不良品の処理コストは仕入先が負担するものです。おそらく不良品1個を返品してほしい、とは言ってこないと思われます。なぜなら返品のための送料が高くつくからです。

一方、あなたの側で1個を廃棄するのに、いくらもかかるわけではありません。となると返品せずに廃棄になることが多いのかなと思います。小さい会社だとこんな感じです。

 

経験ベースの記事ですのであくまでご参考までとなります。

 

イラストを用いた解説動画です。


Debit Note(デビットノート)とCredit Note(クレジットノート)を解説◎中小企業の貿易事務

 

2019.10.23更新

 

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