aoko's blog

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貿易用語◎キャッチオール規制とホワイト国(韓国への輸出規制が決まった件)

 

経済産業省が発表した韓国への輸出規制について、貿易事務に絡むことなので少し書いてみたいと思います。すごく大ざっぱです。

 

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このニュースの大まかな意味は「今までは優遇して手続きを簡素化していたけど、今後は優遇しないよ、手間と時間をかけてちゃんと手続きしてね」ということかなと思います。

 

キャッチオール規制

外為法の輸出貿易管理令は、大量破壊兵器、武器等およびその開発、転用等に使えるもの(物品も情報も)の輸出、提供について規制を設けています。

具体的な物品は、「輸出貿易管理令 別表1」に掲げられています。

 

貿易取引における安全保障の分野については経済産業省が監督していて、キャッチオール規制と呼ばれる制度があります。

一定の要件により物品および情報の輸出または提供に、経産省への許可申請が必要となります。

今回は経産省の判断により、特定の品目に絞って今後は「許可申請をしなさい」という判断が下されたようです。(=これは一定の要件が生じたということかなと・・・)

 

ホワイト国

それから今後は韓国を「ホワイト国」から外すらしいというニュースも・・・

ホワイト国というのは「日本と同じように破壊兵器等の輸出や提供を正しい管理下で行っているから安全ですね」と日本が認定した国々です。

ホワイト国はキャッチオール規制の対象外となり、手続きを省略することができます。

先進国や政治が安定している国はだいたいホワイト国に入っていると思います。

 

▼ホワイト国(=輸出令別表3に掲げる国)

アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、チェコデンマークフィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャハンガリーアイルランド、イタリア、韓国ルクセンブルク、オランダ、ニュージーランドノルウェーポーランドポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリ

 

自由貿易が原則

WTO世界貿易機関)は自由貿易を推進するためにあります。日本も韓国も加盟国です。

日本が主張するように韓国に安全保障上の重大な懸念があるとするならば、各国が韓国に対して規制を設けることが合理的ですが、現状そのようにはなっていません。状況だけ見ると日本側の主張する安全保障の問題というのは建前でしかない、とも捉えられると思います 

 

本当に韓国をホワイト国から外すのでしょうか。ただの事務員から見てもとても強い行動だなという印象です。(ただの事務員だから諸々の理解が不足してそう感じるのでしょうか・・・?)

 

以前勤めていた会社では、少し韓国と取引がありました。

当時も政治関連のニュースではとても緊迫していましたが、上司曰く「政治は政治、ビジネスはビジネス」と区別するのがお互いの認識のようでした。

今後事務的にはどのように影響してくるのかなぁとふと思いました。

 

その他の貿易事務の用語については下記記事にて紹介しました。

www.blue-aoko.com

 

2019.7.25修正

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