aoko's blog

社会に出て困難を感じる人へ(社会人・事務・貿易事務スキル・諸々の生きる術など)

「ニコチン中毒じゃなくて精神的にちょっと頼っているだけ」と本気で思っていた元喫煙者

 

「私はニコチン中毒じゃなくて、精神的にちょっと頼っているだけなの。辞めようと思えば辞められるから。」というのはニコチン中毒です。

目次:

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世界の見え方が違う喫煙者たち

貧困育ち、社会的地位が低い、学歴がない、当然のことながら収入は低い。生活費が圧迫されるのにタバコを吸っている人・・・それは私のことです。正しくは私でした。

 

タバコを吸っていたとき、私は「自分はニコチン中毒ではない」と本気で思っていました。仕事中にタバコ休憩は取りませんし、人通りのある路上では吸いません。(夜間とか人気がないと吸いました。)

基本的には家のベランダ、換気扇の下、自分の部屋、それから分煙の喫煙スペースでタバコを吸うことだけが心休まる時間でした。

 

タバコを吸わない方からすれば、本来共有スペースである集合住宅のベランダでタバコを吸うことはルール違反だ、換気扇から煙を出されることは大変に苦痛だという指摘があります。

この点については何と言ったらよいか・・・万引き家族のような人たちが暮らす生活環境を想像していただけますか。

家族の誰かが喫煙者でそれが当たり前、という環境です。我が家だけでなくマンション自体が場所柄もあってそういう世帯がとても多かったのです。

 

あくまで慣習とか、そういう意味合いですが日常的な常識やルールというのは生活環境によって変化する一面があると感じているので、そういう「気分」を前提に元喫煙者について書きます。

 

前提条件についてもう少し突っ込んで書いておきます。

例えば万引き家族の世界では、子どもの誘拐を誘拐と認識しなかったかり、年金を受け取るために逸脱行為をすることも仕方ないという感覚の人たちがいました。

こういう人たちは映画の中だけでなくて実在しています。

私自身がそういう環境下で育っていたため、集合住宅でのルールや世間の常識ということに考えが及ばなかったのです。

 

精神的に頼っているだけ、の変遷

最初に私が喫煙を始めたのは二十歳を過ぎた冬の夜のことでした。

ストレス解消とか孤独な時間を埋めたいという気持ちから「タバコを吸ってみよう」と思いついたのです。

お酒は飲みませんし、あまり人とも会いませんから交際・外食費がかかりませんのでタバコ代位ならと思っていました。

周囲に反対する人もいなかったので、思いつきのまま喫煙を始めました。

今思うと意味がわからないのですが、頭がよろしくないので後先考えられず目先の欲求とかそういうのに引っ張られやすいんですね。

 

喫煙習慣はあっという間に身に付きます。冬の夜空の下で冷たい空気に包まれてタバコを吸うことが最高の癒しになりました。

それからしばらくはタバコが好きだから吸うのではなくて、「冬の空気が好きだから」とか「外で吸うのが好きだから」と考えていました。

 

数年後、住まいが変わるとタバコをベランダでは吸いにくくなりました。「夜の空気が好き」ならばタバコを辞めて良いのですが、今度は台所の換気扇の下で吸うようになります。

「ちょっと一息つくだけだから。気分転換だから。」と考えるようになります。

その後は、分煙された喫煙席を家の近くで見つけて、そこでタバコを吸うことも心の拠り所になります。

 

そんなことを続けているうちに喫煙席で吸うとタバコ臭くなってしまうことが気になるので、今度は世に出てきた加熱式タバコを部屋で吸うようになりました。

部屋で吸えるようになると場所の制約がなくなり、雨でも風でも自由に喫煙できて、タバコの消費本数があっという間に増えました。

 

もはや「外の空気」とか関係ありません。

 

喫煙者の多くは喫煙の動悸をその時々に応じて自分の都合の良いように作り出してしまいます。(頭がよろしくないのにそういうのだけはできました。)

 

喫煙は恐ろしい迷宮です。

入口は広く誰でも入れるのですが、抜け出すことは大変に難しく、出られないまま迷宮の中で人生を終える人もいます。

 

健康被害を無視できてしまうのが中毒、依存

わかっちゃいるけど辞められない・・・そんなことの1つや2つ喫煙者でなくてもあるでしょう。

では喫煙は何が違うのか、ネットや本を読んで得た答えを書きます。

 

喫煙をするとむせたりすることがあります。吸い過ぎると気分が悪くなることもあります。タバコの箱には喫煙による害が明記されていますし、害悪については多くの情報が出されています。

喫煙に関しては以前よりも厳しく自身だけでなく周囲の人への健康被害が指摘されているにも係らず、喫煙者はタバコを辞めることが困難です。

 

その行為を辞められないことにより、明らかに健康の害を周囲と自分に及ぼしてしまうことが、その他の「わかっちゃいるけど辞められない」ことと大きな違いだと考えています。

 

ニコチン中毒者の自覚が芽生える

タバコの値上げにより禁煙を考えた時にある一冊の本を読んでみました。

そこで初めて自分がニコチン中毒なのだ、という事実を認識したときにタバコを辞めようと思いました。

 

「マンガで読む 禁煙セラピー」(アレン・カー、桐ケ谷ユウジ)という漫画形式の禁煙書籍です。

すぐには禁煙の決心ができなかったのですが、日常生活の中で「私はニコチン中毒者なのだな・・・」という認識がじわじわ効いてきて、うんざりした時に本格的に辞めることにしました。

 

断っておきますと、タバコを美味しいと思って吸っている方にはつける薬がないと思っています。私の家族がそうです。

まぁヘビースモーカーではないので自分の気の済むようにしたら良いと思っています。

 

精神的に頼っているだけ、の人に言いたいです。

それこそニコチン中毒の症状なのですよ、と。

 

タバコを吸わなくなったら一息つけない、なんてことはありません。最初のうちは葛藤がありますが最終的には離れられますよ。

 

依存体質の人へ注意事項

「精神的にちょっと頼る」何かが欲しい人へ。

 

禁煙の後、気付いたら私はお酒を飲むようになってしまいました。最初のうちはほんの一杯でしたが、二杯、三杯とあっという間に飲む量が増えました。

お酒に強くないので量はたかが知れていますが、毎晩ほろ酔いよりも酔っている状態になっていたのです。

 

せっかくタバコを辞めても次はお酒か・・・

自分が何か依存しやすいことに気付いた頃には、飲酒によって生活が不規則になりますます自己嫌悪に陥る負のループにはまっていて、精神的にもかなり追い込まれていました。

家族ともトラブルになり、これはマズイなと思ったので心療内科にかかることになったのですが、それから家族の病気やら、私の服薬やら、様々な生活の変化がありまして今は飲酒も辞めることができました。

 

精神的な辛さを解決するのにタバコや飲酒といった依存しやすいものは選ばない方が身のためだと思います。

この道理をご自身で納得できたときが潮時ではないでしょうか。

 

依存することによって生活のバランスを保っている方、生活を変えることはとても勇気が必要ですがそのようなタイミングが訪れ際には、ぜひその機会を逃さないでみてください。

 

備考:タバコ代

一人暮らしをしていた頃も喫煙していました。当時の振り返り家計簿記事では、タバコ代の記載を忘れていましたが約月3~4,000円位でした。