aoko's blog

社会に出て困難を感じる人へ(社会人・事務・貿易事務スキル・諸々の生きる術など)

話し声や物音を我慢するのは当然だと思っていた*聴覚過敏を知っていますか?

 

複数人が小声で話す『ざわつき』がとても苦手です。

会社では一日に何回か、『音』が原因で頭の中がパニック状態に陥るのですが、10年以上の間、「平気な顔」をして会社員をしてきました。

 この記事では、私の音に対する過敏な症状と対策についてシェアしたいと思います。

 目次:

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オフィスで遭遇する苦手なシーン

静かなオフィスを思い浮かべてください。

周囲で2、3組の人たちが話し始めると、たちまちオフィスがざわつき始めます。このざわつきが私には大音量の騒音のように聴こえるのです。

 

苦手なシチュエーションの事例をあげます。

 

[電話対応]

電話中に社内で相談や議論の会話が始まると電話越しの声が聞こえにくくなります。正確には声は聞こえるのですが、話が全く頭に入ってこなくなりパニックになります。

とりあえずの対処として「お声が遠いようで聞き取れない」と言い、「もしもし」「もしもし」と通信トラブルを装って時間を稼ぎます。少しパニックを落ち着けてから、仕方ないので片耳を塞いで電話の音量を上げて話を聞きます。

片耳を塞ぐ行為は周囲に「うるさい」と言っているに等しいので、本当はあまりしたくありませんが仕方がないです。私が片耳を塞いだところで、それに気付く人はいないはずですからね。

 

[対面で打ち合わせ中]

上司に相談や打ち合わせをしている際に関係ないところで会話が始まったり、電話対応が始まると目の前の上司の声が聞こえにくくなります。

指示の内容も頭に入らなくなりパニックになるのです。

幸いにも、周囲の会話が長引くことはないので、パニックになった部分のメモをが抜けるだけで済みます。

指示内容を復唱確認したときに、メモの抜け漏れを指摘してもらうようにしています。上司から見れば、私のメモが下手なだけで頭の中がパニックになっているとは想像もしていないでしょう。

 

[物音に驚く]

突発的な物音にも弱いです。1人でオーバーなリアクションを取って驚いてしまいます。これも周囲かれすれば、単純にオーバーリアクションな人というだけの話です。

しかしながら、ざわつきによる苦痛に耐えている上で大きな物音にも耐えていので、精神的な疲労は非常に重くなっているのです。

引出を閉める、扉を閉める、ファイルを取り出す、といった動作音の大きな人がいると参ってしまいます。

 

私の取った行動

本当は、両手で耳を塞いで「うるさい!!」「やめて!!」と叫びたいのですが、周囲の先輩や上司に、そのようなことをする人は一人もいません。

普通に仕事をして、普通に会話をしているのです。

  

私は、周囲の先輩や上司の真似をして普通の顔をしていました。

 

誰も耳を塞がないということは、私のパニックは「間違っている」もので、「我慢しなければいけない」と無意識に自分の気持ちを抑え込んでいました。

そして「みんな平気なんだから私も平気」と思うのです。まさか自分だけが音をうるさく感じているとは思いもよりませんでした。

 

上手く説明できないのですが、『音』に対してストレスを感じていることをなるべく認識しないようにしていました。

不幸なことに、ストレスだと認識しないことにより何の対策も施せなかったために、知らず知らずのうちに大きなストレスを抱えることになってしまうのです。

 

聴覚過敏を認識したきっかけ

通院していた精神科の主治医より発達障害の可能性について話が出ました。その時、30歳を過ぎていました。

検査を受けるかどうか考えるにあたって本やネットで情報を集めて、初めて発達障害のことをよく知ったのですが、その中で特徴の一つに聴覚や嗅覚などの感覚過敏が挙げられていました。

私は、オフィスで『音』によってパニックに陥ることを思い出しました。

 

本やネットを読むと、私の困難の全てを私の代わりに言葉にしてくれていたのです。そうして検査を受けた結果、発達障害であることがわかり、ようやく私は聴覚過敏ということを自覚したのです。

音がうるさいと思うことは間違っていなかった、私のストレスは正しかったのです。

そう思うと泣けてきました。

 

ストレスを自覚できない

聴覚過敏に限ったことではないのですが、一応書いておきます。

発達障害者は親からも友人関係の中においても、わりと全否定されながら生きているケースが多いです。私もそういう事例の1人で、子どもの頃から否定され尊重されずに育つと、あらゆる事柄において自分は間違っていると思い込み、周囲の人が正しいと思っています。

嫌だと思っても受け入れなければならないこと、周囲の真似をしなければならないことがあまりにも多すぎて、『自分の感覚や感情』を認識することができないのです。

しかしながら、聴覚過敏であることに変わりはないので、知らず知らずのうちに多大なストレスを抱えてることになります。

 

それから、発達障害の特性としての鈍感さというのもストレスに気付けない1つの要因になり得ると思います。

 

私のケースでは、主に前者の方でストレスを自覚できなかったのだろうなと思っています。

 

耳栓と暮らす

現在の私は、日常生活において耳栓やウォークマンノイズキャンセリングを使って騒音を軽減するようにしています。

 

残念なことに職場復帰の目途が立たなかったため、私はすでに会社を退職してしまっています。そのため会社内で対策を取っていた期間がなく、どのような形で耳栓を生かせるのかは私には未知です。

仮に社内で発達障害をオープンにする場合、耳栓の装着は認められると思いますが、そうでない場合は目立たないものをこっそりつけるしかないのかな、と思います。

 

耳栓は日常生活にも非常に役立ちますので私が使っているものを紹介します。

 

1.アナログの耳栓

1) Quietide

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予備を含めて3pcs入っています。家族と話すときは耳栓をゆるめています。付けていることが目立たないのも良いです。

特別遮音性が優れているというわけではないと思います。活動中にはちょうど良い程度に音が聴こえます。

黒の収納ケースが付属していますが、フタを回すと「キィ」という音が鳴って不快なため使いません。ケースの品質を上げるか、ケースを失くして少し値段を下げてほしい・・・。

※追記:画像をご覧のとおり「なくしそう」なモノなのです。当然のように、一週間経たないうちに自宅にて紛失しました。おそらく誤って捨てました。

 ↓amazonのリンク

Quietide 耳栓 安眠 防音 女性用 桜色

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2) ROCKETS エコ耳栓 コード付き(MOLDEX) ※追記

上記の桜色の耳栓を紛失してしまい、新たに東急ハンズで購入しました。

どギツイ色と、コードが付いているおかげで今度はなくさずに済みそうです。

騒音の減り具合も付け心地も桜色より良い気がします。ただ、外出中は動作の度にコードのタッチ音が気になりますので、自宅で起きている時につけるのが良いと思います。

※更に追記:コードのタッチ音が気になるため根本から切りました。タッチ音が無くなり快適です。

つけていて耳の奥が痛くなりました。私にはやっぱり桜色の方が合っていました。

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amazonにもありました。

 

2.キングジムノイズキャンセリング耳栓 

 

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Sonyウォークマン(ノイキャンあり)をお持ちの方は、代用できるのわざわざ購入しなくても大丈夫かなと思います。

ウォークマンのノイキャンをオンにして、ボリュームを0にすればノイキャンの機能だけを生かすことができます。私はこのことに買ってから気が付きました・・・。

 

ウォークマンのノイキャンに比べて、アナウンスがクリアに聴こえるような気がします。自宅内などが静かな場合はノイキャン特有のサッーという音や、コードのタッチ音が気になります。電池も食うので普通の耳栓をしていた方がいいと思います。 ↓amazonのリンク 

キングジム デジタル耳せん MM1000

キングジム デジタル耳せん MM1000

 

 

3.Sonyウォークマン

ウォークマンと専用イヤホンで『ノイズキャンセリング』機能を活用できます。電車内で音楽を聴く時などはノイキャン機能を『オン』にして使うと、だいぶ世界が変わります。

1,000円とか安く売っているイヤホンではノイキャンを使えないので、イヤホンが故障した際には4,000円程度するノイキャン用イヤホンを買う必要があります。

私のウォークマンはもう5年以上使っているものです。

 

[注意]音が聴こえなさ過ぎても周囲の人や車の存在、何かの異変に気付くことができなくなり、危険です。特に徒歩で移動中しているときは自分の身を守るためにも、周囲の音に気付けるどうか確認した上で耳栓やノイキャンを活用すると良いと思います。上記に挙げた耳栓は、私の使用感としては音がなくなることはないです。

 

YouTube: aoko's voice

YouTube解説ではPCメガネや間接照明についても紹介しました。ご参考まで。


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