過去に貿易事務とスナックで副業をしていた元事務職が見たり聞いたりした中国の話です。
目次:
南の工場地区における男性の夜遊び
中国の南の地域には大小さまざまな規模の工場があります。
数年前までは、日本人が中国へ出張へ行きおイタをしてくる地域といえば、この中国の南に位置する工場地区です。
「数年前までは」と書くのは、現在の習近平の時代になってからは、このような地域の様相がガラリと変わったと言われているからです。
おイタと書きますのは、要するに酒と女遊びです。
日本で公に女の子と遊ぶというとホステスとお酒を飲むことですが、その工場地区周辺で公に女の子と遊ぶというのはその続きがあるのが当然なんだそうで。つまり、女の子がお酒を提供するお店は、ほぼほぼ男女関係がセットらしいです。
という話を副業で勤務していたスナックのお客からもよく聞いていました。
ただの下世話で下劣な下ネタでさえも社会勉強と思って聞いている真面目さによって本記事の筆が進みます。
世界中の産業を支える大小の工場が無数にあるので多くの外国人が集まりますが、特に遊びまくっていたのは日本人男性だったそうです。中小から大手までさまざまな業種・規模の会社の社員たちが集まりました。
習近平が就任してから、そういった外国人男性を相手にする性産業が急速に衰退したと聞いています。治安を良くするための政策は、日本ではちょっと考えられないような強引な手段がたくさんあったそうです。
中国へ出張した話
そんな工場地区へ赴いたときの印象的な場面を書きます。
1.お腹を出している
北京ビキニ、というやつです。
移動中の車内から見る印象的な風景の1つに「お腹を出している男性」が残っています。
後日、検索してみて「北京ビキニ」というらしいことを知りました。
初めて見た時は一瞬驚きましたが「あ、うん、暑いんだろうな」と納得しました。中国政府はこの北京ビキニを止めさせたいようですね。
2.マニュアル車を運転しながら通話する
中国ではまだまだマニュアル車が多いらしいです。
運転してくださる方がマニュアル車を運転しながらスマホで通話していました。
「あ、私、ここで死ぬのかな」と思いました。
3.1日中クラクションの音がする
中国の道路では常にどこかしらでクラクションが鳴っていました。
車中にいても、ホテルの部屋にいても、ずっーとクラクションが聴こえます。
「プッー」
「プッー」
「プップー」
2秒に1回くらいのペースです。
最初はビックリしたのですが、私は環境に慣れるのが得意なようで、出張の翌日には環境音として慣れるようになりました。(努めて)
4.顔のつくりが違う
大勢いる低賃金の労働者と、高収入の管理職は「顔つき」が異なることです。
民族的な意味での、なんというか文化的な差異が背景にあると思いますが、明らかに異なると感じました。
それから比較的若い管理職の中国人男性は高確率で髪型がツーブロックでした。流行りなんでしょうか。
5.アルコール度数の高いお酒
工場の方々、特に営業の方はやはりお酒にめっぽう強いようです。
その場の雰囲気でよほど重病でない限り飲まざるを得ない雰囲気でした。
私自身も上司の「飲めるよね?」というプレッシャーにより4杯位の一気飲みをしました。小さなグラスですが、すご~くアルコール度数の高いお酒です。
口の中が熱くなるやつです。